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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》ウェズレイ・スナイデル(オランダ)

 

「ゴールを狙うスナイパー」

両足から長短を織り交ぜた正確無比なキックを繰り出し、多くのチャンスを創出。広い視野と明確なプレービジョンを持ったゲームメーカー。機を見て放つミドルシュートの威力は抜群で、プレースキックの精度は他の追随を許さなかった。典型的な10番タイプの名手として活躍したのが、ウェズレイスナイデル( Wesley Benjamin Sneijder )だ。

 

オランダの名門アヤックスで頭角を現し、大きな期待を背負ってビッグクラブのレアル・マドリードと契約。07-08シーズンのリーガ・エスパニョーラ優勝に貢献するも、わずか2シーズンで放出される。09年に移籍したインテル・ミラノではその鬱憤を晴らし、主要タイトル3冠の立役者となった。

 

オランダ代表でもチームの司令塔として活躍。ロッベンファンペルシーとともに攻撃の3本柱を構成し、10年W杯・南アフリカ大会の準優勝に大きく貢献。5得点を挙げて大会のシルバーブーツ賞とシルバーボール賞に輝き、クラブの活躍と合わせてバロンドール候補にもなった。代表では同国歴代最多となる133試合出場の記録を持つ。

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