サイレントノイズ・スタジアム

サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》ヤヤ・トゥーレ(コートジボワール)

 

「ピッチに建つ巨像」

抜群の運動量でピンチの芽を摘むと、巨体を活かした迫力のドリブル突破で守備網を分断。攻守に存在感を発揮した大型セントラルMF。また大きな体格に似合わず足元の技術も確かで、豪快に突き刺す強烈なミドルシュートを武器にした。そのスケールの大きさで「巨像」と呼ばれたのが、ヤヤ・トゥーレ( Gnégnéri Yaya Touré )だ。

 

欧州の各クラブで下積み時代を送り、07年にスペインの名門FCバルセロナへ入団。中盤底のバランサーとしてチームの攻守を支え、08-09シーズンの3冠達成に大きな役割を果たす。2010年にはイングランドマンチェスター・シティに移籍。ここで攻撃の主力として活躍し、クラブ初のプレミアリーグ制覇に貢献した。

 

コートジボワールが初出場を果たした06年W杯ドイツ大会では、兄のコロ・トゥーレ、エースのドログバとともにチームの中核を担った。10年W杯・南アフリカ大会、14年W杯・ブラジル大会にも続けて出場。15年のアフリカネイションズカップでは、キャプテンとして代表を優勝に導く。

この続きはcodocで購入