サイレントノイズ・スタジアム

サッカーの歴史や人物について

イタリア / ギリシャ

《サッカー人物伝》ジェンナーロ・ガットゥーゾ(イタリア)

無尽蔵のスタミナと容赦ないハードタックルを武器とし、ピンチの芽を潰しにかかった守備的MF。高いテクニックがあったわけではないが、献身的なハードワークで攻守に存在感を発揮した。闘争心を剥き出しにして誰彼なく吠えかかる姿から「闘犬」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》アレッサンドロ・ネスタ(イタリア)

均整のとれた体格に、オールラウンドな能力を兼ね備えた世界最高峰のCB。空中戦でもフィールドでも1対1に絶対的な強さを誇り、切れ味鋭くボールを刈り取るスライディングはもはや名人芸。相手の攻撃をことごとく打ち返し「イタリアの防波堤」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》ギオルゴス・カラグーニス(ギリシャ)

抜群のスタミナとスピードを備え、ピッチをエネルギッシュに走り回ったセントラルMF。正確なキックと果敢なドリブルで攻撃をリードするだけでなく、精力的な働きで守備をカバーした。ギリシャ堅守速攻戦術の要として、母国をユーロ04初優勝の快挙に導く。

《サッカー人物伝》フランチェスコ・トッティ(イタリア)

抜群のテクニックと強靱なフィジカルを備え、イマジネーション溢れるパスでチャンスを演出しながら自らもゴールを奪った万能型の10番。生まれ故郷のローマでキャリアを貫き、彫刻のような肉体と端正な容姿で「王子」と称された。06年のW杯優勝にも貢献。

《サッカー人物伝》シルヴィオ・ピオラ(イタリア)

体格を活かしたパワフルなプレーと、研ぎ澄まされた嗅覚で得点を挙げたゴルマエストロ(ゴールマスター)。スピードと運動量を備え、空中戦でも抜群の強さを発揮。多彩な得点パターンを持った「イタリア史上最高のストライカー」として38年W杯優勝に貢献。

《サッカー人物伝》ファビオ・カンナバーロ(イタリア)

DFとしては175㎝と小柄ながら、抜群の運動能力と研ぎ澄まされた守備技術で相手の攻撃を封じた。ボール奪取能力に長け空中戦にも強く、突破を阻止するスライディングタックルは超一級品の切れ味。イタリアの生んだ世界最高のストッパー。06年W杯優勝。

《サッカー人物伝》サルヴァトーレ・スキラッチ(イタリア)

身長はさほど高くはないが、がっちりした体格を活かしてゴール前へ飛び込み隙あらばシュートを狙った。点取り屋としての鋭い感覚を持ち、得点への執念と素早く良く抜け出してからのシュートで得点を重ねたイタリアのストライカー。90年W杯で得点王を獲得。

《サッカー人物伝》ファン・スキアフィーノ(ウルグアイ / イタリア)

エレガントなテクニシャンとして攻撃の起点となり、決定的なスルーパスで好機を演出。高い得点能力も有し、しばしば貴重なゴールを決めたインサイドレフト。ウルグアイで「サッカーの神様」と呼ばれ、50年W杯では地元ブラジルを破り2度目の優勝を果たす。

《サッカー人物伝》ガエターノ・シレア(イタリア)

高い技術と冷静な判断力で最終ラインをリード、機を見ての攻め上がりでオフェンスに厚みを与えた。ユベントスとアズーリで中心選手として活躍し、あらゆるタイトルを手中にしたイタリア史上最高のリベロ。82年W杯ではアズーリを44年ぶりの優勝に導いた。

《サッカー人物伝》ジョゼ・アルタフィーニ(ブラジル/イタリア)

スピードと高いスキルを持ち、強力なシュートでゴールを量産。身長176㎝と大柄ではないが、素晴らしいジャンプ力を備えてヘディングも得意としたブラジル出身のアタッカー。イタリアで18シーズンをプレー、セリエA歴代屈指の点取り屋として名を残した。

《サッカー人物伝》サンドロ・マッツォーラ(イタリア)

スピードと巧みさを兼ね備え2列目からの突破で得点を決めた攻撃的MF。プレーメーカーとしても優れた資質を有し、高い守備能力でも知られたイタリアの名選手。伝説的選手バレンティノ・マッツォーラを父に持ち「グランデ・インテル」の主力として活躍した。

《サッカー人物伝》エンリケ・オマール・シボリ(アルゼンチン/イタリア)

「頭でっかち」と呼ばれる小柄のずんぐり体型ながら、ひとたびボールを持てば芸術的な足技で観客を堪能させた。そのプレーで50~60年代にかけてアルゼンチンとイタリアで活躍した左利きのテクニシャン。61年にはバロンドールを受賞、62年W杯にも出場した。

《サッカー人物伝》ジュゼッペ・ベルゴミ(イタリア)

強靱な肉体を持ち空中戦にも強く、守備のポジションならどこでもこなした。ハードマークで鳴らすストッパーとして知られながらスイーパーとしても高い適性を見せ、攻撃の起点にもなった万能型ディフェンダーで「ミスター・インテル」と称されたバンディエラ。

《サッカー人物伝》パオロ・マルディーニ(イタリア)

イタリア伝統の攻撃型左サイドバックとして活躍。長身で身体能力にも優れ、安定した守備力でセンターバックも努めた。親子二代でACミランのキャプテンとなり、サッカー界のサラブレッドと呼ばれた。しかしWカップとユーロではタイトルに恵まれなかった。

《サッカー人物伝》アレッサンドロ・デル・ピエロ(イタリア)

高いスキルと創造性あふれるプレーでピッチにアートを描き出した「ファンタジスタ」の継承者。ビアンコ・ネロの10番を背負い、ユベントスの黄金期を支えた。得意の「デル・ピエロ・ゾーン」からのゴールは彼の代名詞となり、芸術的なFKも観客を魅了した。

《サッカー人物伝 》クラウディオ・ジェンティーレ(イタリア)

持ち前のハードタックルと鋭い読みで相手エースの動きを封じ、空中戦にも強さを見せたイタリアのCB。時にファールも厭わないタフなマンマークで「殺し屋」の異名をとり、そのしつこさ、冷酷さで恐れられた。W杯でマラドーナやジーコと熱い戦いを繰り広げた。

《サッカー人物伝》ディノ・ゾフ(イタリア)

派手なセービングは好まず冷静な判断と安定したキャッチング、抜群のポジショニングでゴールを死守し「氷のゴールキーパー」と呼ばれたイタリアの守護神。時に積極果敢なゴールキーピングを見せながら、鋭い反応で失点を防いだ。82年W杯優勝にも貢献した。

《サッカー人物伝》ジャチント・ファケッティ(イタリア)

189㎝の長身で快足を飛ばし、大きなスライドで左サイドをダイナミックに攻め上がって、カウンター攻撃の一翼を担った。エレニオ・エレラの「グランデ・インテル “カテナチオ戦術”」 をキーマンとして支え、ネラッズーリの偉大なキャプテンと称された。

《サッカー人物伝》ジャンフランコ・ゾラ(イタリア)

小柄だが敏捷な動きと、足に吸い付くようなボールタッチでDFを翻弄した攻撃的MF。セットプレーの名手としても知られ、鋭利な軌道のFKで「マジック・ボックス」と呼ばれた。その巧みなパスコントロールで攻撃を操り多くの観客を魅了したファンタジスタ。

《サッカー人物伝》ジュゼッペ・メアッツァ(イタリア)

1934年、38年とW杯2連覇を果たしたイタリアの中心選手として活躍。169㎝の身体でインサイドフォワードとしてプレー、ドリブルの上手さやシュート力に加え、優れたパス能力で優勝の大きな原動力となった。死後、ミラノのスタジアムにその名を残す。

《サッカー人物伝》パオロ・ロッシ(イタリア)

「パブリート(小柄)」とあだ名される華奢な体つきながら、素早く抜け目ない動きでゴールを陥れたストライカー。一人で局面を打開するタイプではないが、Pエリアでは類い希な嗅覚を働かせ、鋭い反応で得点を量産した。82年W杯では優勝の立役者となった。

元イタリア代表FW ジャンルカ・ビアリ死去

元イタリア代表FWジャンルカ・ヴィアッリさんが6日に亡くなったことが、セリエAのサンプドリアから発表された。英テレビ局スカイスポーツによると、ヴィアッリさんは膵臓癌を患ってロンドン市内の病院で闘病生活を送っていたという。まだ58歳の若さ・・

《サッカー人物伝》ロベルト・バッジオ(イタリア)

優れたテクニックと創造性溢れるプレー、そして輝きを放つ個性で観客を魅了した。さらにはゴールゲッターとしての高い能力も備え、大舞台で奇跡を演じた。タイトな現代サッカーでファンタジスタの輝きを放ち「イタリアの至宝」と呼ばれた。94年W杯準優勝。

《サッカー人物伝》ジャンニ・リベラ(イタリア)

群を抜くテクニックとインスピレーションを持ち、華麗に相手をかわしてからの繊細なパスでチャンスを演出。また自らも多くの得点を決めた、イタリア伝説のファンタジスタ。19歳でミランを欧州チャンピオンズカップ優勝に導き、ゴールデン・ボーイと呼ばれた。

《サッカー人物伝》ルイジ・リーバ(イタリア)

異次元のパワーで相手DFを震え上がらせ、時にアクロバティックなプレーでゴールをこじ開けたイタリア史上屈指のストライカー。驚異の跳躍力で空中戦も得意とした。その左足から放たれる破壊力抜群のシュートで「雷鳴」の異名を持つ。カリアリで優勝に貢献。

《サッカー人物伝 》フランコ・バレージ(イタリア)

抜群の戦術眼を備え、的確かつ冷静な状況判断でディフェンスラインを統率。ボールを奪ってからの押し上げで攻撃の組み立て役も担った。その卓越した守備能力とプレーメーカーとしての働きで世界最高のリベロと言われた。ACミランのバンディエラとして活躍。