サイレントノイズ・スタジアム

サッカーの歴史や人物について

スペイン / ポルトガル

《サッカー人物伝》イケル・カシージャス(スペイン)

超人的な反射神経と俊敏な動きで数々のビッグセーブを生み出してきたスペインの絶対的守護神。驚異の瞬発力で至近距離のシュートを止め、ダイナミックな飛び出して1対1の場面を制圧。GKとしては小柄だが神業のようなプレーで「サン・イケル」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》マリオ・コルナ(ポルトガル)

疲れを知らない運動量とエレガントなテクニックを備え、司令塔としてチームを牽引した名選手。また左足による強烈なシュートを持ち、重要な場面でゴールを決めた。キャプテンとしての資質にも優れフィールドを支配する存在感から「聖なる怪物」と畏怖された。

《サッカー人物伝》カルレス・プジョル(スペイン)

「バルサ永遠のカピタン」 DFとしてさほどの高さはないが、空中戦や1対1に強く、泥臭いまでの守備で相手のチャンスを潰した。そのタフネスと魂のプレー、クリーンなファイトスタイルで誰からもリスペクトされ、「バルサ永遠のカピタン(キャプテン)」と呼ば…

《サッカー人物伝》シャビ・エルナンデス(スペイン)

卓越した技術とセンス、熟達のプレービジョンでゲームをコントロール。抜群のキープ力から、一瞬の間隙を突くキラーパスでチャンスを生み出した。ポゼッションサッカーを極めた「ティキ・タカ」の心臓として、最強時代を築いたバルサとスペイン代表を支えた。

《サッカー人物伝》イバン・デ・ラ・ペーニャ(スペイン)

右左どちらの足からも針の穴を通すような完璧なパスを繰り出し一瞬で相手の急所を突いた稀代の名パサー。「走らない、守らない選手」と批判されながらも、常にギリギリのコースを狙う攻撃スタイルを貫いた。スキンヘッドの風貌で「リトルブッダ」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》フェルナンド・イエロ(スペイン)

大柄で頑丈な体を持ち、類い希なポジショニングセンスと激しいタックルで相手の攻撃を封じ込めた守備の鉄人。また正確で強いキックを活かして速攻の起点となりシュート力も非凡。不屈の精神力とキャプテンシーで「スペイン最高のディフェンダー」と言われた。

《サッカー人物伝》フランシスコ・ヘント(スペイン)

100m11秒の俊足を飛ばし鮮やかなドリブルテクニックで左サイドを突破。精度の高いクロスを武器とし得点力も兼ね備えたウィンガー。その颯爽たる雄姿で「カンタブリアの突風」の異名をとった。ディ・ステファノ、プスカシュと共にレアルの黄金期を築く。

《サッカー人物伝》 デ コ(ポルトガル)

一瞬にして前線のスペースを見つけ出し、精度の高いパスでチャンスを創出。豊富な運動量と巧みなポジショニングで守備にも高い能力を見せ、ボールを奪いとるや卓越した技術とアイデアで攻撃を組み立てたゲームメーカー。FCポルトとバルサでCL優勝を果たす。

《サッカー人物伝》リカルド・サモラ(スペイン)

長身で抜群の反射神経を持ち、果敢な飛び出しで多くのピンチを救った。1920~30年代に活躍した、スペイン史上に残る伝説的なゴールキーパー。白いシャツとハンチング帽子をトレードマークとし、「エル・ディビーニョ(神聖なる男)」の愛称で呼ばれた。

《サッカー人物伝》ラディスラオ・クバラ(ハンガリー/チェコスロバキア/スペイン)

頑丈な身体と敏捷性を備え、パワフルなシュートを武器としたインサイドフォワード。50年代バルセロナに数々の栄光をもたらし、クラブの伝説となったプレイヤー。亡命で入団したバルセロナでは、アグレッシブなプレーとボールテクニックでファンを魅了した。

《サッカー人物伝》ラウル・ゴンザレス(スペイン)

左脚のテクニックと豊かなイマジネーションを持ち、多彩な攻撃能力で多くのファンを魅了した。早くからその将来を嘱望され、「スペインの至宝」と呼ばれた男。キャリアを始めたR・マドリードでは、当時クラブ史上最年少となる17歳でデビューを飾っている。

《サッカー人物伝》ルイス・フィーゴ(ポルトガル)

サイドラインを直線的に切り裂く破壊力と、キレ味鋭い切り返しでDFを置き去りにしたドリブラー。創造性とキックの精度、得点能力の高さも持ち合わせ、ポルトガル史上最高の選手の一人と言われた。バルサからレアルへの禁断の移籍は、世間を大いに騒がせた。

《サッカー人物伝》エミリオ・ブトラゲーニョ(スペイン)

小柄ながら鋭い得点感覚と素早い動きで、相手ゴールを陥れたスペインのストライカー。大空を舞うようピッチを悠然と駆け抜け、一瞬で獲物を捕らえる俊敏さと抜け目のなさで「ハゲワシ」の異名をとった。86年のWカップでは、1試合4得点の快挙を達成した。

《サッカー人物伝》マヌエル・ルイ・コスタ(ポルトガル)

優雅でしなやかな身のこなしでボールを操り、アーティストのような閃きで好機を演出した天才肌の司令塔。抜群のテクニックと多彩な攻撃のアイデアを持ち、オーケストラの指揮者を思わせる芸術的なゲームメイクから、「マエストロ」と呼ばれたファンタジスタ。

《サッカー人物伝》ジョゼップ・グアルディオラ(スペイン)

中盤の深い位置から、広い視野と素早い判断力を生かしたパスワークで見る者をうならせ、常に攻撃の起点となった。「ドリームチーム」と呼ばれたヨハン・クライフのバルセロナで、チームの軸(ピボーテ)として活躍。現在は当代きっての名監督として知られる。

《サッカー人物伝》ルイス・スアレス・ミラモンテス(スペイン)

スペイン出身の選手として唯一のバロンドール賞を受賞。創造性あふれるエレガントなプレーで「エル・アルキテク(建築家)」の異名を持ち、技術、判断力、パワー、運動量をすべて兼ね備えた同国史上最高の選手。チャンスメイクや得点能力に秀でたものを見せ…

《サッカー人物伝》フェレンツ・プスカシュ(ハンガリー)

小柄ながら左足1本から放たれる強烈なシュートと高い技術の足技で相手を圧倒したハンガリーのレジェンド。さらにゲームの流れを読む力とキャプテンシーを備え正確なパスとクロスでチャンスを演出。常に全力プレーを怠らない姿で「疾走する少佐」と呼ばれた。

《サッカー人物伝 》エウゼビオ(ポルトガル)

しなやかな身のこなしと強靱なバネを持ち強烈な加速力と豪快なシュートで相手を震え上がらせたモザンビーク生まれのCF。その驚異的な身体能力と精悍な見た目で「パンテラ・ネグラ(黒豹)」と呼ばれた。ベンフィカの黄金期を支え、66年W杯でも活躍した。

《サッカー人物伝》アルフレッド・ディ・ステファノ(アルゼンチン/スペイン)

あらゆる能力をハイレベルで備え、フィールドを支配した史上最高のフットボーラー。破壊的な得点力、中盤でのゲームメイク、守備能力の高さなどオールラウンダーとしてのプレーで「1人トータルフットボール」を演じたと言われた。レアル・マドリードの伝説。