サイレントノイズ・スタジアム

サッカーの歴史や人物について

英国圏

《サッカー人物伝》ソル・キャンベル(イングランド)

屈強な肉体と高い身体能力を誇り果敢なタックルで攻防戦を制したセンターバック。ポジショニングセンスに優れ、いかつい身体に似合わず動きも敏捷。高さとパワーを活かしたヘディングは攻守に威力を発揮した。2000年代前半のアーセナル黄金期で活躍した。

《サッカー人物伝》ウェイン・ルーニー(イングランド)

スピード、パワー、テクニック、運動量とすべてに秀でた万能ストライカー。高い決定力と献身性を備え、チームを勝利に導いた。またパスセンスにも優れ、チャンスを見極める戦術眼も確か。現代プレミアリーグを代表するフォワードとして活躍したマンUの怪童。

《サッカー人物伝》リオ・ファーディナンド(イングランド)

恵まれたフィジカルと運動能力を持つだけでなく、危機察知能力と駆け引きにも優れ、果敢なビルドアップで攻撃の起点にもなった万能型のセンターバック。無骨な英国DFでは珍しいエレガントさを備えて、「イングランド史上最高のディフェンダー」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》ジョン・チャールズ(ウェールズ)

屈強な巨体に抜群の運動能力を備え、速さ、強さ、テクニックにも優れたセンターフォワード。生まれながらのポテンシャルを発揮し、50~60年代の英国やイタリアで活躍。多くのゴールを記録するなど抜群の実績を残しウェールズ史上に残る名選手と言われた。

《サッカー人物伝》スティーヴン・ジェラード(イングランド)

強靱な肉体から放たれるミドルシュートで相手ゴールを脅かしたセントラルMF。ダイナミックな動きと正確な中長距離のパス、激しいタックルで攻守に躍動した。その闘う姿勢とリーダーシップで幾つもの奇跡を起こしたリバプールの英雄。05年CL優勝に貢献。

《サッカー人物伝》ゴードン・バンクス(イングランド)

優れたポジショニングセンスを持ち、完璧な対応でゴール前に壁を築いたイングランド不動の守護神。フィジカル、運動能力、敏捷性、冷静な判断力とGKに必要な資質をすべて備え、その鉄壁の防御力から「イングランド銀行」と呼ばれた。66年W杯優勝に貢献。

《サッカー人物伝》マイケル・オーウェン(イングランド)

緩急の変化と一瞬の加速で相手DFを置き去りにし、天性のシュート術で得点を量産した稀代のゴールゲッター。10代にして卓越したストライカーとしてのシーンを見せつけ、世界を驚かせたイングランドのワンダーボーイ。リバプール時代にバロンドールを受賞。

《サッカー人物伝》ハリー・キューウェル(オーストラリア)

疾風のごとく左サイドを駆け抜け、矢のようなクロスやシュートを放ったアタッカー。アイデアとセンスに優れ、観る者を魅了するプレーで「オーストラリア最高の選手」と呼ばれた。「ヤング・リーズ」の一角としてプレミアリーグを席巻し、リバプールでも活躍。

《サッカー人物伝》ロビー・キーン(アイルランド)

スピード溢れる動きでDFを混乱させ一瞬の抜け出しから相手ゴールを陥れた。高い技術と創造性を持ち、勤勉な働きで前線のどのポジションからも得点を決めたアイルランドの点取り屋。同国史上最年少の17歳でA代表デビュー、日韓W杯の活躍で注目された。

《サッカー人物伝》デヴィッド・ベッカム ー後編ー(イングランド)

日韓W杯でアルゼンチンに4年前の雪辱を果たしたベッカムだが、マンチェスター・Uではファーガソン監督との関係が悪化。そんな中「スパイク蹴り上げ事件」が起こり、二人の仲は修復不能となる。その後ベッカムはレアル・マドリードに移籍することになった。

《サッカー人物伝》デヴィッド・ベッカム ー前編ー(イングランド)

中盤右サイドから放たれる精度の高いクロスで多くのチャンスを演出。プレースキックの名手として数々の名場面を生み出し、端正なマスクで世界的人気を誇った。マンチェスター・ユナイテッドの黄金期を主力として支え、レアル・マドリーでも存在感を見せた。

《サッカー人物伝》ガリー・リネカー(イングランド)

鋭い得点感覚と俊敏な反応で、いち早くゴール前に飛び込んで得点を生み出したストライカー。86年のWカップでは6得点を記録して大会得点王に輝きバルセロナでもエースとして活躍した。晩年は名古屋グランパスでプレーするも、すでに往年の輝きはなかった。

《サッカー人物伝》ポール・スコールズ(イングランド)

どんなプレーも簡単に見せてしまう技術の高さで、玄人好みの識者をうならせた万能選手。168㎝の小柄な身体ながら無尽蔵のスタミナを持ち、中盤で必要とされるスキルを高い次元で兼ね備えたイングランド最高のMF。中心選手としてマンUの黄金期を支えた。

《サッカー人物伝》デニス・ロー(スコットランド)

細身で小柄ながら「ジャックナイフ」と呼ばれる切れ味鋭いヘディングシューを放ち、その闘争心溢れるプレーでファンからは「キング」と呼ばれた。ファイティングスピリットとゴールへの執念、奔放な行動やその容貌で 「金髪の悪魔」の異名を持つ人気者だった…

《サッカー人物伝》スタンリー・マシューズ(イングランド)

“マシューズ”と名付けられた絶妙なフェイント技で多くのディフェンダーを悩ました「ドリブルの魔術師」。戦前、戦後を通して長く英国の一級選手として活躍しただけではなく、その高潔な人格とフェアプレー精神、規律正しい生活から多くの人から敬愛された。

《サッカー人物伝》ライアン・ギグス(ウェールズ)

圧倒的なスピードと切れ味抜群のドリブルで左サイドを切り裂くプレーは「ジャックナイフ」と恐れられ、イングランドのみならず世界中のファンを魅了した。後年はパスを主体としたプレーメイカーに転身、正確な技術と状況判断で多くのチャンスを創出している。

《サッカー人物伝》ボビー・ムーア(イングランド)

鉄壁の守りで「サッカーの母国」イングランドをWカップの地元優勝に導き、常に冷静さを失わない姿勢と高いリーダーシップで「サ・キャプテン」と称えられたプレイヤー。的確なポジショニングとコーチングでDFラインを統率。1対1の場面でも強さを見せた。

《サッカー人物伝》 ロイ・キーン(アイルランド)

旺盛な闘争心と圧倒的な存在感で常に全力プレー。チームメイトを厳しく叱咤し勝利を目指すスタイルで、その名を世界に轟かせたアイルランドの「闘将」。マンUの主将としてクラブの黄金期を支えたが、妥協を許さない性格から周囲との摩擦やトラブルも多かった…

《サッカー人物伝》ケビン・キーガン(イングランド)

精力的な動きとスピードを生かした突破力でチャンスを作り、自分より大きな相手に敢然と立ち向かう姿から「マイティ・マウス(偉大なネズミ)」と呼ばれた。リバプールとハンブルガーSVに多くのタイトルをもたらし、その活躍で2年連続のバロンドール賞に輝く…

《サッカー人物伝》ポール・ガスコイン (イングランド )

ぽっちゃり体型のベビーフェイスという外見からは想像し難い、俊敏なボールコントロールと鋭いパスワークで中盤をリード。また強力なシュートで得点を奪った。フィジカル主体のイングランドサッカーの中で、高いスキルと創造力で違いを見せたゲームメーカー。

《サッカー人物伝》ボビー・チャールトン(イングランド)

唸りを上げる「キャノン・シュート」を武器とした攻撃のマエストロ。また高いテクニックと軽やかさも持ち合わせ、よどみなく流れに乗って敵陣を切り裂いた。スポーツマンシップで尊敬を集め、「ミスター・イングランド」と称賛された。66年W杯優勝に貢献。

《サッカー人物伝 》ジョージ・ベスト(北アイルランド)

天性のバランス感覚と抜群のボールコントロール、緩急を駆使しての鋭いステップで世界中のファンを魅了した20世紀最高のドリブラー。スキースラロームのようにDFの間をすり抜け多くの得点を決めた。60年代マンUの名ウィンガーとして7番伝説を創った。