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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》パベル・ネドベド(チェコ)

 

「鋼の心臓を持つ男」

底知れぬスタミナで攻守に駆け回り、その馬力と機動力でチームを支えた中盤のゼネラリスト。また両足による正確なキックを持ち、一気に走り込んでの強烈なミドルシートを炸裂させ「チェコの大砲」と呼ばれたのが、パベル・ネドベド( Pavel Nedvěd )だ。

 

特徴的な金髪がトレードマーク。決して派手なプレーヤーではないが、ハードワークと安定したパフォーマンスでチームを活性化させた。02-03シーズンは獅子奮迅の働きでユベントススクデットをもたらし、チェコスロバキアの先達ヨゼフ・マソプストに続くバロンドールを受賞した。

 

ユーロ96では同世代の若手選手とともに代表を牽引。強豪のイタリア、ポルトガル、フランスを撃破し、ダークホース的存在に過ぎなかったチェコを準優勝に導く。06年には独立後で初となるW杯出場に貢献している。

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