サイレントノイズ・スタジアム

サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》アリエン・ロッベン(オランダ)

 

「電光石火の爆走王」

電光石火のドルブルでサイドを切り裂き、相手DFを混乱に陥れた爆速ウィンガー。一気の縦突破から中央へ鋭くカットインし、左足から放たれる正確無比のシュートでゴールを奪った。あまたの名将に重用され、多くのタイトル獲得に貢献。オランダ史上最高のアタッカーと呼ばれたのが、アリエン・ロッベン( Arjen Robben )だ。

 

エールディヴィジで若き快速王の名を馳せると、04年に移籍したチェルシーでも攻撃の主力として活躍。プレミア新勢力のリーグ2連覇に貢献する。そのあとレアル・マドリードを経て09年にはバイエルン・ミュンヘンに移籍。フランク・リベリーと黄金の両翼を形成し、ブンデスリーガ1強を誇るチームの中核を担った。

 

オランダ代表では3度のW杯と3度のユーロに出場。10年W杯南アフリカ大会では初の栄冠を目前にしながら、肝心な場面でシュートを外してしまいスペインに優勝をさらわれた。14年W杯ブラジル大会ではそのスペインと初戦で再戦。鮮やかな2ゴールを決めて前回王者を予選リーグ敗退に追い込んだ。

この続きはcodocで購入