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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》ダビド・トレゼゲ(フランス)

 

ダビデ王の標的」

左右両足で正確に標的を捉えるシュートスキルを持ち、ペナルティーエリア内を主戦場とした生粋のゴールハンター。190㎝の長身を活かしたパワースタイルを持ち味とし、得意のヘディングでは無類の強さを発揮。世界屈指のストライカーとして「レ・ダビド(ダビデ王)」の異名を取ったのが、ダビド・トレゼゲ( David Sergio Trézéguet )だ。

 

アルゼンチンのCAプラセンテでキャリアを始め、出生地のフランスに渡ってASモナコで活躍。ゴールを量産してリーグ・アン優勝に貢献する。2000年にはイタリアの名門ユベントスに移籍。01-02シーズンは24ゴールを挙げて初のリーグ得点王に輝き、チームのスクデット獲得に大きな役割を果たした。

 

20歳でフランス代表デビューを飾ると、その半年後には地元開催の98年W杯に出場。レ・ブルーの新星としてティエリ・アンリとともにエースストライカー不在の穴を埋め、母国の初優勝に寄与した。ユーロ2000では、決勝のイタリア戦で殊勲のゴールデンゴール。しかし02年日韓W杯、ユーロ04では輝きを放つことが出来なかった。

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