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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》イケル・カシージャス(スペイン)

 

「サン・イケルの神業」

超人的な反射神経と俊敏な動きで、数々のビッグセーブを生み出してきたスペインの絶対的守護神。驚異の瞬発力で至近距離のシュートを止め、ダイナミックな飛び出して1対1の場面を制圧。キーパーとしては185㎝と小柄だが、神業のようなプレーで「サン・イケル(聖イケル)」と呼ばれたのが、イケル・カシージャス( Iker Casillas Fernández )だ。

 

レアル・マドリードの下部組織で育ち、18歳でトップチームデビュー。長きにわたって名門クラブの守護神を務め、リーグ優勝5回、コパ・デル・レイ優勝2回、欧州チャンピオンズリーグ優勝3回、FIFAクラブW杯制覇と、数々のタイトル獲得に大きく貢献。サモラ賞や欧州最優秀GK賞など、いくつもの個人タイトルにも輝いた。

 

スペイン代表としては、4度のW杯と5度のユーロ大会に出場。若くして正GKに抜擢された02年W杯・日韓大会でビッグセーブを連発し、その名を世界に轟かせた。そのあと代表キャプテンの重責を担い、ユーロ08、10年W杯、ユーロ12と、メジャー大会3連覇の偉業に大きな役割を果す。

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