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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》ソル・キャンベル(イングランド)

 

「空陸無双のディフェンダー

屈強な肉体と高い身体能力を誇り、果敢なタックルで攻防戦を制したセンターバック。ポジショニングセンスに優れ、いかつい身体に似合わず動きも敏捷。高さとパワーを活かしたヘディングは攻守に威力を発揮した。空陸無双のディフェンダーとしてその名を馳せたのが、ソル・キャンベル( Sulzeer Jeremiah Campbell )だ。

 

トッテナム生え抜きのDFとして長らく活躍するも、2001年に同じノースロンドンのアーセナルへ移籍。ライバルクラブへのフリー移籍は物議を醸し、スパーズのファンから「ユダ」の批難を浴びた。それでも移籍したガナーズではDFの要としてチームを支え、03-04シーズンの無敗優勝に貢献する。

 

イングランド代表としては98年フランスW杯に出場。アルゼンチンとの試合ではベッカムの一発退場で劣勢に追い込まれるも、キャンベルら守備陣の奮闘で延長戦終了まで持ちこたえた。02年日韓W杯ではアルゼンチンと再び対戦。ベッカムのPKによる1点を身体を張って守り切り、4年前のリベンジを果たした。

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