「英国紳士のストライカー」
鋭い得点感覚と俊敏な反応で、いち早くゴール前に飛び込んで得点を生み出したストライカー。またそのキャリアの中で一度も警告を受けたことのないという、紳士のフットボールを体現したイングランドの選手が、ガリー・リネカー( Gary Winston Lineker )だ。
86年のメキシコ・ワールドカップでは、ポーランド戦のハットトリックやアルゼンチン戦でのゴールなどで6得点を記録し、大会得点王に輝く。90年のイタリア・ワールドカップでも4得点を挙げ、自国開催の66年大会以来となるベスト4進出の原動力となった。
メキシコW杯での活躍により、86年にはエバートンからバルセロナへ移籍。キャリアの晩年には名古屋グランパスと契約し、誕生したばかりのJリーグでの活躍が期待された。だが足の故障により、僅か2シーズンのプレーで現役を終えている。
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