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サッカーの歴史や人物について

2024-01-12から1日間の記事一覧

《サッカー人物伝》オレグ・ブロヒン(ソビエト連邦/ウクライナ)

俊足を飛ばし、切れ味鋭いドリブルで敵陣を引き裂いた左ウィング。そのずば抜けたスピードと得点力から「ウクライナの矢」と呼ばれた。75年には、ソ連クラブ初となるUEFAカップウィナーズカップ制覇に大きく貢献。その活躍でバロンドールに選ばれている。

《サッカー人物伝》アラン・ジレスとジャン・ティガナ(フランス)

80年代フランスの黄金期を築いた、「魔法陣」による魅惑的な中盤。プラティニの技術とファンタジー、ジレスの配球とインスピレーション、ティガナの運動量と戦術眼で生み出される華麗なパスワークは、「シャンパン・サッカー」と称えられ、数々の名勝負を演…

《サッカー人物伝》リカルド・サモラ(スペイン)

長身で抜群の反射神経を持ち、果敢な飛び出しで多くのピンチを救った。1920~30年代に活躍した、スペイン史上に残る伝説的なゴールキーパー。白いシャツとハンチング帽子をトレードマークとし、「エル・ディビーニョ(神聖なる男)」の愛称で呼ばれた。

《サッカー人物伝》ギジェルモ・スタービレ(アルゼンチン)

圧倒的なスピードと天性のセンスを持ち、いつの間にか相手ゴール前に現れることから「エル・フィルトラドール(侵入者)」の異名をとった。第1回W杯のメキシコ戦でハットトリックを達成。アルゼンチンは準優勝に終わったものの8得点を挙げて得点王に輝く。

《サッカー人物伝》木村和司(日本)

小柄だが多才なテクニックと相手の意表を突くパスで、攻撃の起点となった。対外試合で低迷が続き「冬の時代」と呼ばれた80年代に、日本の10番を背負ったゲームメイカー。フリーキックの名手としても知られ、85年のW杯予選で伝説となるゴールを決めた。

《サッカー人物伝》ラディスラオ・クバラ(ハンガリー/チェコスロバキア/スペイン)

頑丈な身体と敏捷性を備え、パワフルなシュートを武器としたインサイドフォワード。50年代バルセロナに数々の栄光をもたらし、クラブの伝説となったプレイヤー。亡命で入団したバルセロナでは、アグレッシブなプレーとボールテクニックでファンを魅了した。

《サッカー人物伝》ファン・セバスティアン・ベロン(アルゼンチン)

スキンヘッドで髭面というコワモテだが魔法の右足でエレガントに試合を組み立てた。テクニックに長けたゲームメイカーでありながら疲れを知らないスタミナとファイティング・スピリットで裏方的な役割も受け持った多才なMF。パルマやラツィオで活躍した。

《サッカー人物伝》クラレンス・セードルフ(オランダ)

高い身体能力と巧みな足捌き、そして迫力あるボール奪取で中盤を支配。創造性溢れる長短のパスで攻撃のリズムを刻み、守備にも長けたオランダの万能MF。代表での活躍はなかったが、アヤックス、R・マドリード、ACミランと3クラブでCL優勝を経験した。

《サッカー人物伝》オリバー・カーン(ドイツ)

仁王のような威圧感で相手の前に立ち塞がり、俊敏な反応と優れたセービング技術でゴールを死守した。その強烈な個性と闘争心、強いリーダーシップでチームを牽引したドイツの守護神。主将を務めた日韓W杯では、前評判の高くなかったドイツを準優勝に導いた。

《サッカー人物伝》マルセロ・デサイー(フランス)

抜群の運動能力と技術、戦術眼を持ち合わせ、最終ラインの壁となった。強靱なフィジカルを生かした守備能力の高さで「ザ・ロック」と呼ばれたフランスのディフェンダー。代表で98年W杯とユーロ2000優勝に貢献。マルセイユとミランではCLを制覇した。

《サッカー人物伝》デヴィッド・ベッカム ー後編ー(イングランド)

日韓W杯でアルゼンチンに4年前の雪辱を果たしたベッカムだが、マンチェスター・Uではファーガソン監督との関係が悪化。そんな中「スパイク蹴り上げ事件」が起こり、二人の仲は修復不能となる。その後ベッカムはレアル・マドリードに移籍することになった。

《サッカー人物伝》デヴィッド・ベッカム ー前編ー(イングランド)

中盤右サイドから放たれる精度の高いクロスで多くのチャンスを演出。プレースキックの名手として数々の名場面を生み出し、端正なマスクで世界的人気を誇った。マンチェスター・ユナイテッドの黄金期を主力として支え、レアル・マドリーでも存在感を見せた。

《サッカー人物伝》ロベルト・カルロス(ブラジル)

狭いサイドスペースを一瞬で突破し、相手陣内の奥深くまで切り込んでいった攻撃的サイドバック。100mを10秒台で駆け抜けるという疾風怒涛の走力で「風小僧」と呼ばれた。レアル・マドリードの核弾頭として長年にわたり活躍。3度の欧州制覇に貢献した。

《サッカー人物伝》ファン・ロマン・リケルメ(アルゼンチン)

連動的な組織戦術とスピード重視の現代サッカーで独特の存在感を見せたクラシックタイプの10番。動きの少ない古風然としたスタイルで“恐竜”と揶揄されながら、一撃必殺のスルーパスと異次元のボールキープ力で魅了した。北京五輪では金メダル獲得に貢献。