「ペルシアン・タワーの脅威」
192㎝の長身を活かした高い打点からのヘディングで、「ペルシアン・タワー」の異名をとったイランの大砲。また左右どちらの足でも強いシュートを放ち、多彩な得点パターンでゴールを量産したアジア最高のストライカーが、アリ・ダエイ( Ali Daei )だ。
90年代イラン代表のエースFWとして活躍。93年のW杯アジア予選では初出場を狙う日本の前に立ち塞がり、97年のW杯予選でも日本と死闘を演じた。国際Aマッチで挙げた通算109ゴールは、クリスティアーノ・ロナウドに抜かれるまで長らく世界記録だった。
ブンデスリーガの名門バイエルン・ミュンヘンやビーレフェルトでもプレー。ヘルタ・ベルリン時代に出場したチャンピオンズリーグのグループステージでは、チェルシー戦で2ゴール、ACミラン戦でも1ゴールを挙げる活躍を見せ、99年のアジア年間最優秀選手賞に輝いている。
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