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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》ミロスラフ・クローゼ(ドイツ)

 

「4年にいちど 世界で輝く男」

ポジショニングの上手さと絶妙な動き出しからいち早くボールを捉え、抜群のヘディングスキルで得点を量産したセンターフォワード。フィジカルを活かしたボールキープにも優れ、ポストプレーでチャンスも作った。またピッチ上での献身とフェアプレー精神でも知られたのが、ミロスラフ・クローゼ( Miroslav Josef Klose )だ。

 

マチュア選手として長らく下積み時代を送り、23歳で花開いた遅咲きのストライカー。ヴェルダー・ブレーメン時代にはリーグ得点王に輝き、名門バイエルン・ミュンヘンではブンデスリーガ優勝とDFBポカール制覇に貢献。その後移籍したラツィオでもコンスタントな成績を残した。

 

クローゼがより輝きを見せたのは、4年に1度のW杯。彗星の如く登場した02年大会で5得点を記録すると、自国開催の06年大会で得点王を獲得。10年大会では4得点を決め、チームを2大会連続の3位に導いた。そして14年大会ではW杯通算最多得点記録を更新し、ドイツ24年ぶり4度目の優勝に貢献している。

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