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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》ニルス・リードホルム(スウェーデン)

 

ACミランの “グレ・ノ・リ” 」

ニルス・リードホルム( Nils Liedholm )は、1958年地元開催のワールドカップで準優勝したスウェーデン代表のキャプテン。本来のポジションはレフトインナー(左FW)だが、レフトウィング、ライトハーフ、リベロとしても素晴らしいプレーを見せ、その佇まいから「イル・バローネ(男爵)」と呼ばれた。

 

48年のロンドン・オリンピックではプレイメーカーとしてスウェーデンの金メダル獲得に貢献。その後移籍したACミランでは、同じく代表で活躍したグンナー・グレン( Gunnar Gren)、グンナー・ノルダール( Nils Gunner Nordahl )とともに “グレ・ノ・リ”〈 Gre-No-Li 〉トリオを形成、クラブの50年代黄金期を飾った。

 

現役時代は戦術眼に長け冷静な判断力をもち、フィジカルや空中戦に秀で、足元のプレーも得意とするなどオールラウンド・プレイヤーぶりを見せたリードホルム。引退後も指導者としてミランASローマで輝かしい実績を残している。

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