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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》パブロ・アイマール(アルゼンチン)

 

「ガラスのゲームメーカー」

最高のテクニックでボールを操り、キレのあるドリブルと天才的な閃きによるパスで好機を演出。エンターテインメントあふれるプレーで観る者を楽しませたゲームメイカー。その魅力的なスタイルでマラドーナに「高いお金を払っても見たいのは彼だけ」と言わしめたのが、パブロ・アイマール( Pablo César Aimar Giordano )だ。

 

名門リーベル・プレートでプロデビューを飾ると、プリメーラ・ディビシオンなど数々のタイトルを獲得。22歳のときに加入したバレンシアでも主力に定着し、トップ下でリーガ・エスパニョーラ(現ラ・リーガ)優勝とUEFAカップ(現EL)優勝に貢献。その後たび重なる怪我に苦しむが、08年に移籍したベンフィカで輝きを取り戻した。

 

97年のワールドユース選手権(現U-20ワールドカップ)では、リケルメ、サムエル、カンビアッソとともに優勝に貢献。02年の日韓W杯では不調に陥ったベロンの代わりにゲームメーカーを務め、G/L敗退となったが大いに可能性を見せた。しかし06年のドイツW杯ではリケルメとのポジション争いに敗れ、スーパーサブに終わった。

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