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サッカーの歴史や人物について

2023-12-23から1日間の記事一覧

《サッカー人物伝》オブドゥリオ・バレラ ( ウルグアイ )

決して器用なテクニシャンタイプではないが、がっちりとした体格で競り合いに強く、並外れたキック力を備えたセンターハーフ。ディフェンスを主たる役目としながらも、展開力を発揮して攻撃にも参加。旺盛な闘争心でチームを鼓舞したウルグアイのキャプテン。

《サッカー人物伝》ポール・ガスコイン (イングランド )

ぽっちゃり体型のベビーフェイスという外見からは想像し難い、俊敏なボールコントロールと鋭いパスワークで中盤をリード。また強力なシュートで得点を奪った。フィジカル主体のイングランドサッカーの中で、高いスキルと創造力で違いを見せたゲームメーカー。

《サッカー人物伝》カルロス・バルデラマ ( コロンビア )

ライオンのたてがみのような金髪アフロをなびかせ、サルサを彷彿とさせる独特のリズムでゲームを構築。一度ボールを支配すれば決して失うことなく巧みな足技でチャンスを演出した。一撃必殺のスルーパスを繰り出してチームを勝利に導いたコロンビアの10番。

《サッカー人物伝》ゲオルゲ・ハジ(ルーマニア)

卓越したパスセンスとセカンドストライカーとしての能力、そしてゲームの流れを読み取る嗅覚は典型的な「10番」タイプ。172㎝の小柄な身体と、レフティーのゲームメイカーという共通点から「東欧のマラドーナ」と呼ばれた。94年W杯のベスト8に貢献。

《サッカー人物伝》フリスト・ストイチコフ(ブルガリア)

パワフルかつスピードあふれるドリブルで敵陣を突破、強烈な左足キックで相手ゴールを陥れた。加えて繊細なボールタッチを持ち、正確なパスで味方のチャンスを演出。また気性の荒さで知られ、並外れた闘争心と勝利への執念で仲間を鼓舞し「闘将」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》奥寺康彦(日本)

「日本人プロ第一号」選手として、70年代の終わりから80年代始めにかけて当時世界最高峰のブンデスリーガで活躍。精度の高いパスとシュート、そして戦術に即した正確なプレーで「東洋のコンピューター」と呼ばれ、猛者の揃う西ドイツでもその存在感を見せた。

《サッカー人物伝》ロジェ・ミラ(カメルーン)

90年イタリアW杯でカメルーンのアフリカ勢初となるベスト8進出に大きく貢献。38の年齢を感じさせない俊敏さと抜け目のなさで貴重なゴールを叩き出し、喜びの “マコサ・ダンス” でセンセーションを巻き起こして「コーナーフラッグの王」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》ジョージ・ウェア(リベリア)

抜群の身体能力に加え、優れたテクニックや戦術眼も備えたストライカー。FWだけでなく、ゲームメーカーやリベロもこなす万能ぶりで活躍した。その破壊的なパワーと常人離れした突破力で「リベリアの怪人」と呼ばれた。アフリカ人で初のバロンドールを受賞。