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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》オブドゥリオ・バレラ ( ウルグアイ )

 

 「マラカナンの勝者」

決して器用なテクニシャンタイプではないが、がっちりとした体格で競り合いに強く、並外れたキック力を備えたセンターハーフ。ディフェンスを主たる役目としながらも、展開力を発揮して攻撃にも参加。旺盛な闘争心でチームを鼓舞したウルグアイのキャプテンが、オブドゥリオ・バレラ( Obudulio Jacinto Muiñs Varela )だ。

 

1936年に加入したデポルティーボ・フベントゥで頭角を現し、その2年後にモンテビデオ・ワンダラーズFCへと移籍。ここでの活躍が認められて、43年にはモンテビデオの名門CAペニャロールへ移籍。キャプテンとしてチームを率い、ペニャロールを6度のリーグ優勝に導く。

 

50年に出場したブラジルW杯の決勝では、ファイティング・スピリットと卓越したリーダーシップで、劣勢を強いられたチームを鼓舞。フィールドを走り回り、展開力を発揮してチームを逆転勝利に導く活躍で「マラカナンの勝者」となった。54年W杯にも出場。

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