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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》ルイス・スアレス・ミラモンテス(スペイン)

 

「グランデ・インテルの建築家」

スペイン出身の選手として唯一のバロンドールを受賞。創造性あふれるエレガントなプレーで「エル・アルキテク(建築家)」の異名を持ち、技術、判断力、パワー、運動量をすべて兼ね備えて、スペイン史上最高の選手のひとりとされるのがルイス・スアレス・ミラモンテスLuis Suárez Miramontes )だ。

 

自身優れた戦略家でもあり、バルセロナインテル・ミラノでは名将エレニオ・エレラ(通称、HH)の戦術をフィールドの上で完璧に表現。60年代「グランデ・インテル」の隆盛期を支えた。またチャンスメイクだけでなく、得点能力にも秀でたものを見せ、インテルを欧州チャンピオンズ・カップ優勝に導く。

 

ちなみに、「ルイス・スアレス」はスペイン語圏でよくある名前。“噛み付き男” として知られる現ウルグアイ代表のストライカー「ルイス・アルベルト・スアレス・ディアス」と名前が被るのは、たまたまである。(ルイスという名前が、この偉大なスペイン選手にあやかって付けられたとする記事もある)

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