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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》アルバロ・レコバ(ウルグアイ)

 

「左足の独奏者」

スピードに乗った高速ドリブルと、左足から放たれる強烈なキックでその名を轟かせた天才肌の攻撃的ミッドフィルダー。好不調の波は激しいものの、ひとたび勢いに乗れば誰も止められない予測不能なプレーを連発し、「左足の独奏者」と呼ばれたファンタジスタが、アルバロ・レコバ(Álvaro Alexander Recoba Rivero )だ。

 

ウルグアイの名門ナシオナル・モンテビデオでの活躍が注目され、97年にセリエAの強豪インテル・ミラノへ移籍。ここでは出番に恵まれなかったが、99年にレンタル移籍したヴェネチアで活躍。降格圏にあったチームを救った。東洋人のような風貌から「エル・チーノ(中国人)」の愛称で呼ばれ、サポータから愛された。

 

ウルグアイ代表としては2002年の日韓W杯に出場。G/L最終戦セネガル戦で1点を記録するも、低迷期にあったチームを救えず、あえなく敗退となった。それでも代表のエースを長く務め、07年のコパ・アメリカではベスト4入りに貢献した。

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