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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》クロード・マケレレ(フランス)

 

「スター軍団を支えた黒子」

小柄ながら、驚異的な守備能力と無尽蔵のスタミナで2人分の仕事をこなしたスーパーボランチ。献身的な働きで広大なスペースをカバー、ボール奪取の名手として攻撃の芽を摘みながら、ゲームを展開するパス精度の高さも備えていた。その職人肌でチームを支える黒子役に徹した名選手が、クロード・マケレレ( Claude Makélelé Sinda )だ。

 

ジダンらスター選手を揃えたレアル・マドリード「銀河系軍団」では、縁の下の力持ちとして奮闘。超攻撃的で前掛かりになりがちなチームのバランスをとり、CL優勝に貢献した。チェルシーに移ってからも目覚ましい働きを見せ、守備的MFのポジションは「マケレレ・ロール(マケレレの役割)」と呼ばれるようになった。

 

フランス代表では活躍の機会に恵まれず、ユーロ04大会後に代表引退を表明。しかしW杯欧州予選でフランスが苦戦する中、協会の要請を受けてジダンテュラムともに代表へ復帰。06年のドイツ大会ではヴィエラボランチコンビを組み、鉄壁の守備網を形成した。

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