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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》ヨン=ダール・トマソン(デンマーク)

 

「ゴールの外科医」

絶妙なポジショニングとシャープな動きから素早く抜け出し、高い決定力でゴールを奪い取ったシャドーストライカー。また豊富な運動量とDFを引きつける動きで味方のスペースを作り、献身的なプレーでチームを支えたデンマークの名手が、ヨン=ダール・トマソン( Jon Dahl Tomasson )だ。

 

オランダのフェイエノールトエールディヴィジ優勝とUEFAカップ制覇に大きな役割を果す。02年に移籍したACミランでは主にスーバーサブとして活躍。ピンチの場面で登場し、チームを救う働きで「ゴールの外科医」の異名をとった。ミランではCL優勝やスクデット獲得に貢献している。

 

デンマーク代表では02年W杯日韓大会に出場。G/L3試合でフランス戦を含む4ゴールの活躍を見せ、グループ首位突破の立役者となる。10年W杯南アフリカ大会にもキャプテンとして出場。G/L最終節の日本戦で得点を挙げるも、試合は1-3と敗れて敗退を喫した。

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