「ミスター・イングランド」
唸りを上げる「キャノン・シュート」を武器とした攻撃のマエストロ。また高いテクニックと軽やかさも持ち合わせ、よどみなく流れに乗って敵陣を切り裂いた。ピッチの内外で見せる紳士的かつ模範的なスポーツマンシップで尊敬を集め、「ミスター・イングランド」と称賛されたのが、ボビー・チャールトン( Robert Charltonn )だ。
キャリアを始めたばかりのマンチェスター・ユナイテッドで、「ミュンヘンの悲劇」と呼ばれる飛行機事故に遭遇。多くの仲間を失いながら再建を進めるチームの中核となり、ユナイテッドを2度のリーグ優勝とFAカップ制覇に導く。68年のチャンピオンズカップ決勝では、2ゴールを決めて優勝に貢献。チームに悲願のビッグイアーをもたらした。
イングランド代表でもチームの大黒柱として活躍。自国開催となった66年W杯では攻撃のリーダーとしてチームを牽引し、イングランドの大会初優勝に大きく貢献した。その功績により、同年のバロンドールに選出。グレートブリテンの輝けるレジェンドとなった。
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