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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》ロベルト・カルロス(ブラジル)

 

「凶器の弾丸」 

狭いサイドスペースを一瞬で突破し、相手陣内の奥深くまで切り込んでいった攻撃的サイドバック。100mを10秒台で駆け抜けるという疾風怒涛の走力で、「風小僧」と呼ばれたのがロベルト・カルロス( Roberto Carlos da Silva Rocha )だ。

 

身長168㎝、体脂肪率わずか6.9%のボディは、全身これ筋肉の塊。ハンマーのような太腿から放たれる破壊的なキックは、ゴールに対峙する者を恐怖に陥れた。

 

レアル・マドリードの核弾頭として長年にわたり活躍。3度の欧州制覇と、2度のクラブ世界一に大きな役割を果たした。02年の日韓W杯ではロナウドリバウドロナウジーニョの “3R” とともに攻撃を牽引し、ブラジル5度目の優勝に貢献している。

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