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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》ドワイト・ヨーク(トリニダード・トバゴ)

 

「 微笑みの暗殺者 」

小国トリニダード・トバゴの出身ながら、抜群の決定力でプレミアリーグを席巻。高い身体能力を活かしたヘディングを武器とし、常に笑顔を浮かべながら確実にゴールを捕える凄みで「スマイリング・アサシン(微笑みの暗殺者)」の異名をとったのが、ドワイト・ヨーク( Dwight Eversley Yorke )だ。

 

名門マンチェスター・ユナイテッドでは、移籍1年目からリーグ得点王とCL得点王の大活躍。98-99シーズンのトレブル(三冠)達成に大きな役割を果たし、プレミア最優秀選手に選出される。「ホットセット」呼ばれるFWコンビを組んだアンディ・コールとは、絶妙なコンビネーションを見せてファンを魅了した。

 

代表では、06年W杯予選のトリニダード・トバゴ初出場決定に貢献。ドイツ大会本番はあえなくグループ最下位で敗退となったが、強豪スウェーデンとの試合で圧倒的不利を予想されながらも0-0の大健闘。キャプテンとしてチームを牽引したヨークが、「マン・オブ・ザ・マッチ」に選ばれている。

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