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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》フランク・ライカールト(オランダ)

 

「フィールドのブラック・スワン

190㎝80㎏と体格に恵まれ、持ち前の身体能力も抜群。柔らかいボールタッチ、戦術眼、正確なパスワーク、空中戦の強さなど、多彩な能力を生かしてCBや中盤底のポジションでチームを牽引した。湖面から水鳥が跳びはねるようなダイナミック・プレーで「ブラックスワン」と呼ばれたのが、フランク・ライカールト( Franklin Edmundo Rijkaard )だ。

 

80年代後半のACミランにおいて、フリットやファン バステンとオランダトリオを形成。攻守にわたる幅広い活躍でクラブの黄金期を支えた。オランダ代表でもセンターバックとして素晴らしいプレーを見せ、88年の欧州選手権優勝に大きな役割を果たしている。

 

現役引退後は指導者となり、ユーロ2000でオラン代表を指揮、ベスト4進出の実績を残す。03年からはバルセロナの監督に就任、ラ・リーガ優勝とCL優勝を果たしただけではなく、魅惑的な攻撃サッカーを展開してサポーターから大きな支持を得た。

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