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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝 》クラウディオ・ジェンティーレ(イタリア)

 

「必殺の仕事人」 

持ち前のハードタックルと鋭い読みで相手エースの動きを封じ、空中戦にも強さを見せたイタリアのCB。時にファールも厭わないタフなマンマークで「殺し屋」の異名をとり、そのしつこさ、冷酷さで恐れられたディフェンダーが、クラウディオ・ジェンティーレ( Claudio Gentile )だ。

 

名門ユベントスで守りの主力として長らく活躍。ディノ・ゾフ、ガエターノ・シレア、アントニオ・カブリーニとともに強固な守備陣を形成し、ビアンコ・ネリの70年代半ばから80年代半ばに掛けての黄金期を支えた。

 

イタリア代表としては、78年と82年のWカップに出場。スペイン大会のアルゼンチン戦では、執拗なマンマークで若きマラドーナを封じ、ブラジル戦ではジーコと激しく渡り合って名勝負を繰り広げた。そして決勝の西ドイツ戦では、好調リトバルスキーを沈黙させる働きで、イタリアの優勝に大きく貢献した。

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