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サッカーの歴史や人物について

《サッカー人物伝》マヌエル・ルイ・コスタ(ポルトガル)

 

ポルトガルのマエストロ」

優雅でしなやかな身のこなしでボールを操り、アーティストのような閃きで好機を演出した天才肌の司令塔。抜群のテクニックと多彩な攻撃のアイデアを持ち、オーケストラの指揮者を思わせる芸術的なゲームメイクから「マエストロ」と呼ばれたポルトガルの10番が、ルイ・コスタ( Rui Manuel Cesar Costa )だ。

 

ルイス・フィーゴら多くのタレントが現れた「ゴールデン・ゼネレーション」の旗頭となり、自国で開催された91年のワールドユース選手権を制覇。彼ら黄金世代はフル代表でもチームの主力に成長し、国際舞台で低迷していたポルトガルをユーロ96のベスト8、ユーロ2000ではベスト4に押し上げた。

 

唯一の出場となった02年のWカップでは輝きを見せることが出来なかったが、地元開催のユーロ04では2ゴールを挙げて初の決勝進出に貢献。セリエAフィオレンティーナではバティストゥータと強力なホットライン形成し、多くのゴールを生み出している。

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