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サッカーの歴史や人物について

2023-12-25から1日間の記事一覧

《サッカー人物伝》マリオ・ケンペス(アルゼンチン)

果敢な突進とスピードで相手の堅陣を打ち破り、優れた技術と反射神経、強力な左足キックでゴールを量産したストライカー。またヘディングも得意とし総合能力の高さを誇った。その冷静に相手を仕留める正確なシュート技術で「エル・マタドール」の異名を持つ。

《サッカー人物伝》ラウドルップ兄弟(デンマーク)

柔らかなボールタッチによるドリブルと、タイミングの良いパス出しを武器にする兄ミカエル。スピードとドリブルセンスで攻撃を牽引した弟ブライアン。80年代半ばから90年代にかけてサッカー界に旋風を起こしたデンマーク攻撃の中心として、兄弟で活躍した。

《サッカー人物伝》ヤリ・リトマネン(フィンランド)

非凡な技術に加えて優れた頭脳を持ち、トップ下の位置でドリブル、パス、シュートを的確に使い分けてチームを牽引。セカンドストライカーとしても並外れた才能を見せた。90年代黄金期のアヤックスで10番を背負い、フィンランド史上最高の選手と謳われた。

《サッカー人物伝》ルート・フリット(オランダ)

攻撃的MFとして数々のゴールを挙げながら、判断の良さと走力でゲームメイクやリベロもこなした万能選手。長いドレッドヘアーに均整のとれた186㎝の身体で「黒いチューリップ」の異名を持ち、チームに影響を与えるカリスマ性を備えた。ユーロ88で優勝。

《サッカー人物伝》アリエル・オルテガ(アルゼンチン)

165㎝の小さな身体を活かしたスピードある切り返しと緩急の効いたボール運びで相手ディフェンスラインを切り裂さいた天才ドリブラー。その切れ味鋭いプレーで「ポスト・マラドーナ」と期待されアルゼンチンの10番を背負った。リーベル・プレートで活躍。

《サッカー人物伝》エジムンド(ブラジル)

足裏を巧みに使った効果的なフェイントを駆使し、卓越したドリブル技術で敵を翻弄。またゴール前で決定的なシュートを打つだけでなく、巧みなラストパスでチャンスも演出した。気性の荒さで数々の問題を起こし、「オ・アニマウ(野獣)」のあだ名で呼ばれた。

《サッカー人物伝》ホセ・ルイス・チラベルト(パラグアイ)

いち選手の枠を超えた圧倒的な影響力と強いリーダーシップでチームを引っ張り、仲間を奮起させ鼓舞しつづけたパラグアイのカリスマ。大事な場面でPKキッカーを任され、時にはFKでゴールを決めた異色のゴールキーパー。キャプテンとしてパラグアイを牽引した。

《サッカー人物伝》マティアス・シンデラー(オーストリア)

卓越した戦術眼を持ち、強力なシュートと高いテクニックで得点を重ねていったCF。エレガントなプレースタイルで観客を魅了し、細身の身体でDFの間をスルリと抜けていく様子から「紙の男」の異名で呼ばれた。オーストリア代表「ブンダーチーム」のエース。

《サッカー人物伝》ミシェル・プラティニ(フランス)

長短のパスでリズムをつくり、広い視野と一瞬の判断力で好機を演出。“プラトッシュ” と恐れられる芸術的なフリーキックを代名詞とし、自らも多くの得点を奪った。そのエレガントなプレーで、フランス代表やユベントスで活躍。バロンドールを3度受賞した。

《サッカー人物伝》ロベルト・バッジオ(イタリア)

優れたテクニックと創造性溢れるプレー、そして輝きを放つ個性で観客を魅了した。さらにはゴールゲッターとしての高い能力も備え、大舞台で奇跡を演じた。タイトな現代サッカーでファンタジスタの輝きを放ち「イタリアの至宝」と呼ばれた。94年W杯準優勝。

《サッカー人物伝》ホセ・アンドラーデ(ウルグアイ)

驚異的なスピードと高度なテクニックを備え、攻守にわたって能力の高さを見せたウルグアイの黒人スター選手。ライトハーフとして守備を担いながら正確なパスとドリブルで攻撃にも貢献。観客を魅了するプレーで「黒い真珠」と呼ばれた。第1回W杯優勝に貢献。

《サッカー人物伝》エンツォ・フランチェスコリ(ウルグアイ)

アイデアとテクニックを駆使してさまざまな状況を打開し、アクロバティックなプレーでサポーターを熱狂させたウルグアイのカリスマ。たぐいまれなゴールセンスを持ち、細身で端正なルックスとその華麗なプレーから、「エル・プリンシベ(王子)」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》ジャンニ・リベラ(イタリア)

群を抜くテクニックとインスピレーションを持ち、華麗に相手をかわしてからの繊細なパスでチャンスを演出。また自らも多くの得点を決めた、イタリア伝説のファンタジスタ。19歳でミランを欧州チャンピオンズカップ優勝に導き、ゴールデン・ボーイと呼ばれた。

《サッカー人物伝》デニス・ベルカンプ(オランダ)

柔らかなボールタッチと完璧なトラップから芸術的なゴールを生み出し、知性と創造力あふれるプレーで世界のファンを魅了した。ペナルティーエリアでは常に冷静沈着。精度の高いシュートでゴールの隅を撃ち抜き、「アイスマン」の異名で呼ばれたストライカー。

《サッカー人物伝》ガリンシャ(ブラジル)

身体的ハンディを逆手にとり、予測不能な動きでピッチを切り裂いた伝説のドリブラー。立ち塞がる相手を踊るようなステップで揺さぶり、魔術の如く曲がるキックでゴールを脅かした。変幻自在にボールを操り、挑んで来る者に尻もちをつかせたブラジルの名選手。