サイレントノイズ・スタジアム

サッカーの歴史や人物について

【 サッカー人 】

《サッカー人物伝》ニルス・リードホルム(スウェーデン)

「教授」の異名を持つゲームメーカーのグンナー・グレン、「野牛」のあだ名でゴールを量産したグンナー・ノルダール、「男爵」と呼ばれた万能タイプのニルス・リードホルム。ロンドン五輪で金メダルを獲得した後、ミランの”グレ・ノ・リ”トリオで名を馳せた。

《サッカー人物伝》ドラガン・ストイコビッチ(ユーゴスラビア)

脅威のテクニックと自在なパスワークでピッチを支配、さらには正確なフリーキックやシュートなど、フィニッシャーとしての才能も発揮した。一時期故障に悩むが、Jリーグの名古屋グランパスで輝きを取り戻して、世界レベルの技を日本のファンに見せてくれた。

《サッカー人物伝》ボビー・ムーア(イングランド)

鉄壁の守りで「サッカーの母国」イングランドをWカップの地元優勝に導き、常に冷静さを失わない姿勢と高いリーダーシップで「サ・キャプテン」と称えられたプレイヤー。的確なポジショニングとコーチングでDFラインを統率。1対1の場面でも強さを見せた。

《サッカー人物伝》ジュゼッペ・メアッツァ(イタリア)

1934年、38年とW杯2連覇を果たしたイタリアの中心選手として活躍。169㎝の身体でインサイドフォワードとしてプレー、ドリブルの上手さやシュート力に加え、優れたパス能力で優勝の大きな原動力となった。死後、ミラノのスタジアムにその名を残す。

《サッカー人物伝》フリッツ・バルター(西ドイツ)

強靱なフィジカルを誇り、技術も高く柔らかいボールタッチと強いシュートを合わせ持ったインナーFW。またヒールキックによるトリッキーなシュートの名手としても知られた。生まれながらのリーダーシップ勝利を呼び込み「ゲルマンの偉大な主将」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》ジーコ(ブラジル)

「黄金のカルテット」の中核として世界を魅了、さりげなく相手の急所を突くスルーパスは絶品だった。足元から放たれたボールはたちまち局面を一変させ、ふいを突かれたディフェンダーたちは石のように固まった。そして得点感覚にも優れFKの名手でもあった。

《サッカー人物伝》 ロイ・キーン(アイルランド)

旺盛な闘争心と圧倒的な存在感で常に全力プレー。チームメイトを厳しく叱咤し勝利を目指すスタイルで、その名を世界に轟かせたアイルランドの「闘将」。マンUの主将としてクラブの黄金期を支えたが、妥協を許さない性格から周囲との摩擦やトラブルも多かった…

《サッカー人物伝》ケビン・キーガン(イングランド)

精力的な動きとスピードを生かした突破力でチャンスを作り、自分より大きな相手に敢然と立ち向かう姿から「マイティ・マウス(偉大なネズミ)」と呼ばれた。リバプールとハンブルガーSVに多くのタイトルをもたらし、その活躍で2年連続のバロンドール賞に輝く…

《サッカー人物伝》レイモン・コパ(フランス)

足元に吸い付くようなボールタッチと計算された組み立てで攻撃をリードしたフランスの司令塔。小柄な体を生かした機敏なフェイントで相手をかわし、ドリブルからのスルーパスでチャンスを創出した。フィールドの戦略家として「ナポレオン」の異名で呼ばれた。

《サッカー人物伝》レオニダス・ダ・シウバ(ブラジル)

バイシクル・キックの名手として知られ、その柔軟性とアクロバチックなプレーで「ゴム男」の異名を持つブラジルの黒人選手。1938年のフランスWカップでは卓越した技術と敏捷性で欧州の観客を魅了、得点王とMVPに輝き「黒いダイヤモンド」と呼ばれた。

《 サッカー人物伝 》 釜本邦茂(日本)

大型で強靱な肉体を誇り、右45度からのシュートは正確無比。高さとジャンプ力を生かしたヘディングも一級品で、欧州でも通用しただろうと言われた日本最強のストライカー。メキシコ五輪では得点王となる7ゴールを叩き出し、銅メダル獲得の立役者となった。

《サッカー人物伝》フランツ・ベッケンバウアー〈後編〉(西ドイツ)

12年の代表歴でAマッチ103試合に出場、14得点を記録し50試合で主将を務めた。3回出場したWカップでは中心選手として優勝、準優勝、3位を経験。2回出場した欧州選手権では優勝と準優勝に貢献し、西ドイツ代表監督としてWカップ優勝も果たした。

《サッカー人物伝》フランツ・ベッケンバウアー〈前編〉(西ドイツ)

DFながら、好機と見るや攻撃に参加。卓越した戦術眼とエレガントなプレーで、リベロのポジションに革命的なスタイルを確立した。B・ミュンヘン、そして西ドイツ代表の「カイザー(皇帝)」としてチームに君臨し、あらゆる栄冠を手にしたサッカー界の巨星。

《サッカー人物伝》パオロ・ロッシ(イタリア)

「パブリート(小柄)」とあだ名される華奢な体つきながら、素早く抜け目ない動きでゴールを陥れたストライカー。一人で局面を打開するタイプではないが、Pエリアでは類い希な嗅覚を働かせ、鋭い反応で得点を量産した。82年W杯では優勝の立役者となった。

58年W杯得点王 ジュスト・フォンティーヌさん死去

W杯得点王で1大会の最多得点記録を持つフランスサッカー界のレジェンド、ジュスト・フォンティーヌさんが死去したことが、1日に仏メディアから伝えられた。享年89歳。フォンティーヌさんは唯一のW杯出場となった58年スウェーデン大会で、2回の・・・

元イタリア代表FW ジャンルカ・ビアリ死去

元イタリア代表FWジャンルカ・ヴィアッリさんが6日に亡くなったことが、セリエAのサンプドリアから発表された。英テレビ局スカイスポーツによると、ヴィアッリさんは膵臓癌を患ってロンドン市内の病院で闘病生活を送っていたという。まだ58歳の若さ・・

サッカー元西ドイツ代表主将、ウーベ・ゼーラー死去

50年~60年代にかけてハンブルガーSVで活躍し、西ドイツ代表としても4度のWカップに出場した名FWのウーベ・ゼーラーさんが、21日にハンブルグ近郊の自宅で亡くなったことが、ドイツサッカー連盟(DFB)などから発表された。享年85歳だった。

イビチャ・オシム氏 死去

元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が、5月1日にオーストリア・グラーツにある自宅で急死したことが、かつて指揮を執ったオーストリア1部のシュトゥルム・グラーツから発表された。死因はまだ不明とのこと、6日に81歳の誕生日を迎える直前の訃報だった。

元コロンビア代表 F・リンコン交通事故により死去

コロンビア代表の攻撃的MFとしてW杯に3度出場、スペインの名門レアル・マドリードでもプレーしたフレディ・リンコンさんが、交通事故により死亡したことが13日に発表された。リンコンさんは11日早朝、故郷のカリ市内にて自動車事故に巻き込まれて・・

《サッカー人物伝》マリオ・ケンペス(アルゼンチン)

果敢な突進とスピードで相手の堅陣を打ち破り、優れた技術と反射神経、強力な左足キックでゴールを量産したストライカー。またヘディングも得意とし総合能力の高さを誇った。その冷静に相手を仕留める正確なシュート技術で「エル・マタドール」の異名を持つ。

《サッカー人物伝》ラウドルップ兄弟(デンマーク)

柔らかなボールタッチによるドリブルと、タイミングの良いパス出しを武器にする兄ミカエル。スピードとドリブルセンスで攻撃を牽引した弟ブライアン。80年代半ばから90年代にかけてサッカー界に旋風を起こしたデンマーク攻撃の中心として、兄弟で活躍した。

《サッカー人物伝》ヤリ・リトマネン(フィンランド)

非凡な技術に加えて優れた頭脳を持ち、トップ下の位置でドリブル、パス、シュートを的確に使い分けてチームを牽引。セカンドストライカーとしても並外れた才能を見せた。90年代黄金期のアヤックスで10番を背負い、フィンランド史上最高の選手と謳われた。

《サッカー人物伝》ルート・フリット(オランダ)

攻撃的MFとして数々のゴールを挙げながら、判断の良さと走力でゲームメイクやリベロもこなした万能選手。長いドレッドヘアーに均整のとれた186㎝の身体で「黒いチューリップ」の異名を持ち、チームに影響を与えるカリスマ性を備えた。ユーロ88で優勝。

《サッカー人物伝》アリエル・オルテガ(アルゼンチン)

165㎝の小さな身体を活かしたスピードある切り返しと緩急の効いたボール運びで相手ディフェンスラインを切り裂さいた天才ドリブラー。その切れ味鋭いプレーで「ポスト・マラドーナ」と期待されアルゼンチンの10番を背負った。リーベル・プレートで活躍。

《サッカー人物伝》エジムンド(ブラジル)

足裏を巧みに使った効果的なフェイントを駆使し、卓越したドリブル技術で敵を翻弄。またゴール前で決定的なシュートを打つだけでなく、巧みなラストパスでチャンスも演出した。気性の荒さで数々の問題を起こし、「オ・アニマウ(野獣)」のあだ名で呼ばれた。

《サッカー人物伝》ホセ・ルイス・チラベルト(パラグアイ)

いち選手の枠を超えた圧倒的な影響力と強いリーダーシップでチームを引っ張り、仲間を奮起させ鼓舞しつづけたパラグアイのカリスマ。大事な場面でPKキッカーを任され、時にはFKでゴールを決めた異色のゴールキーパー。キャプテンとしてパラグアイを牽引した。

《サッカー人物伝》マティアス・シンデラー(オーストリア)

卓越した戦術眼を持ち、強力なシュートと高いテクニックで得点を重ねていったCF。エレガントなプレースタイルで観客を魅了し、細身の身体でDFの間をスルリと抜けていく様子から「紙の男」の異名で呼ばれた。オーストリア代表「ブンダーチーム」のエース。

《サッカー人物伝》ミシェル・プラティニ(フランス)

長短のパスでリズムをつくり、広い視野と一瞬の判断力で好機を演出。“プラトッシュ” と恐れられる芸術的なフリーキックを代名詞とし、自らも多くの得点を奪った。そのエレガントなプレーで、フランス代表やユベントスで活躍。バロンドールを3度受賞した。

《サッカー人物伝》ロベルト・バッジオ(イタリア)

優れたテクニックと創造性溢れるプレー、そして輝きを放つ個性で観客を魅了した。さらにはゴールゲッターとしての高い能力も備え、大舞台で奇跡を演じた。タイトな現代サッカーでファンタジスタの輝きを放ち「イタリアの至宝」と呼ばれた。94年W杯準優勝。

《サッカー人物伝》ホセ・アンドラーデ(ウルグアイ)

驚異的なスピードと高度なテクニックを備え、攻守にわたって能力の高さを見せたウルグアイの黒人スター選手。ライトハーフとして守備を担いながら正確なパスとドリブルで攻撃にも貢献。観客を魅了するプレーで「黒い真珠」と呼ばれた。第1回W杯優勝に貢献。