サイレントノイズ・スタジアム

サッカーの歴史や人物について

【 サッカー人 】

《サッカー人物伝》カルレス・プジョル(スペイン)

「バルサ永遠のカピタン」 DFとしてさほどの高さはないが、空中戦や1対1に強く、泥臭いまでの守備で相手のチャンスを潰した。そのタフネスと魂のプレー、クリーンなファイトスタイルで誰からもリスペクトされ、「バルサ永遠のカピタン(キャプテン)」と呼ば…

《サッカー人物伝》リオ・ファーディナンド(イングランド)

恵まれたフィジカルと運動能力を持つだけでなく、危機察知能力と駆け引きにも優れ、果敢なビルドアップで攻撃の起点にもなった万能型のセンターバック。無骨な英国DFでは珍しいエレガントさを備えて、「イングランド史上最高のディフェンダー」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》ミロスラフ・クローゼ(ドイツ)

「4年にいちど 世界で輝く男」 ポジショニングの上手さと絶妙な動き出しからいち早くボールを捉え、抜群のヘディングスキルで得点を量産したセンターフォワード。フィジカルを活かしたボールキープにも優れ、ポストプレーでチャンスも作った。またピッチ上で…

《サッカー人物伝》ディディエ・デシャン(フランス)

目を見張るほどのテクニックはないが、状況判断に優れた中盤のキーマン。「マラソンマン」と呼ばれる無尽蔵のスタミナを武器とし精力的かつ献身的な働きで攻守の繋ぎ役となった。その秀でたリーダーシップでチームに多くの栄光を呼び込んだフランスの名選手。

《サッカー人物伝》ディディエ・ドログバ(コートジボワール)

怪物級のパワーで立ち塞がる敵をなぎ倒し、驚異の身体能力による力技でゴールをこじ開けたフィジカルモンスター。またインテリジェンスにも優れオフ・ザ・ボールの動きで味方のチャンスを作るなど、柔軟兼ね備えたコートジボワールのFW。チェルシーで活躍。

《サッカー人物伝》フランチェスコ・トッティ(イタリア)

抜群のテクニックと強靱なフィジカルを備え、イマジネーション溢れるパスでチャンスを演出しながら自らもゴールを奪った万能型の10番。生まれ故郷のローマでキャリアを貫き、彫刻のような肉体と端正な容姿で「王子」と称された。06年のW杯優勝にも貢献。

《サッカー人物伝》ランドン・ドノバン(アメリカ)

スピード溢れるドリブル突破を持ち味とし、豊富なスタミナと優れたスキルを備えたワイドアタッカー。攻撃のポジションならどこでもこなしチャンスを活かす勝負強さから「アメリカン・ヒーロー」と呼ばれた。3度出場したW杯で活躍したアメリカのレジェンド。

《サッカー人物伝》ヨン=ダール・トマソン(デンマーク)

絶妙なポジショニングとシャープな動きから素早く抜け出し、高い決定力でゴールを奪い取ったシャドーストライカー。また豊富な運動量とDFを引きつける動きで味方のスペースを作るなど、献身的なプレーでチームを支えた。オランダのフェイエノールトで活躍。

《サッカー人物伝》ディエゴ・フォルラン(ウルグアイ)

アグレッシブな動きで得点機を生み出し、天性の嗅覚と秀でたセンスでゴールを量産したウルグアイのエース。左右両足で強烈なシュートを叩き込み、一瞬のひらめきによるチャンスメイクも一級品。10年W杯はMVPと得点王の活躍でチームをベスト4に導いた。

《サッカー人物伝》クルト・ハムリン(スウェーデン)

169㎝と小柄ながら当たりに強く、爆発的な加速力で相手DFを置き去りにした。「北欧の韋駄天」と呼ばれる俊足でサイドを突破し、鋭い得点感覚も備えて勝利に貢献。ドルブルの名手として、スタンリー・マシューズ、ガリンシャと並び称された右ウィンガー。

《サッカー人物伝》エリアス・フィゲロア(チリ)

屈強な体と高い身体能力を誇り、空中戦やボール奪取にも抜群の強さを発揮したCB。エレガントなスタイルとリーダシップでDFラインを統率し、後方からのビルドアップにも重要な役割を担った。卓越した守備力で「南米史上最高のセンターバック」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》ジョン・チャールズ(ウェールズ)

屈強な巨体に抜群の運動能力を備え、速さ、強さ、テクニックにも優れたセンターフォワード。生まれながらのポテンシャルを発揮し、50~60年代の英国やイタリアで活躍。多くのゴールを記録するなど抜群の実績を残しウェールズ史上に残る名選手と言われた。

《サッカー人物伝》シルヴィオ・ピオラ(イタリア)

体格を活かしたパワフルなプレーと、研ぎ澄まされた嗅覚で得点を挙げたゴルマエストロ(ゴールマスター)。スピードと運動量を備え、空中戦でも抜群の強さを発揮。多彩な得点パターンを持った「イタリア史上最高のストライカー」として38年W杯優勝に貢献。

《サッカー人物伝》アデミール・デ・メネゼス(ブラジル)

素早い動きのドリブルと爆発的な加速で相手守備を大混乱に陥れたブラジルのストライカー。高い身体能力、スピード、テクニック、力強いシュートを持ち合わせ、「すべてを備える選手」と言われた。自国開催のW杯では得点王に輝くもマラカナンの悲劇に泣いた。

《サッカー人物伝》シャンドール・コチシュ(ハンガリー)

そこまで大柄ではないものの「黄金の頭」と呼ばれるヘディングの強さ、上手さでゴールを量産。フットワークにも長け、両足を操るテクニックとゲームの流れを読むインテリジェンスで攻撃をリード。「マジック・マジャール」の点取り屋としてその名を馳せた。

《サッカー人物伝》アンドレイ・アルシャヴィン(ロシア)

前線を動き回ってボールを引き出し、スピード溢れるドリブルで相手を翻弄。味方を生かしながら自らもゴールを決め、守備にも貢献した現代フットボールの10番。小柄ながら両足の高い技術でボールを操り、優れたゲームメイクで「ロシアの小皇帝」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》スティーヴン・ジェラード(イングランド)

強靱な肉体から放たれるミドルシュートで相手ゴールを脅かしたセントラルMF。ダイナミックな動きと正確な中長距離のパス、激しいタックルで攻守に躍動した。その闘う姿勢とリーダーシップで幾つもの奇跡を起こしたリバプールの英雄。05年CL優勝に貢献。

《サッカー人物伝》シャビ・エルナンデス(スペイン)

卓越した技術とセンス、熟達のプレービジョンでゲームをコントロール。抜群のキープ力から、一瞬の間隙を突くキラーパスでチャンスを生み出した。ポゼッションサッカーを極めた「ティキ・タカ」の心臓として、最強時代を築いたバルサとスペイン代表を支えた。

《サッカー人物伝》ルート・ファン ニステルローイ(オランダ)

長身を活かしたヘディングと、スピードあふれるプレーを持ち味とした多彩なCF。柔らかなトラップで素早くシュートに持ち込み、左右の足から得点を決めた。Pエリア内では抜群のポジショニングでゴールを仕留め、相手を出し抜く動きで「密猟者」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》パブロ・アイマール(アルゼンチン)

最高のテクニックでボールを操りキレのあるドリブルと天才的な閃きによるパスで好機を演出。エンターテインメントあふれるプレーで観る者を楽しませたゲームメイカー。その魅力的なプレーでマラドーナに「高いお金を払っても見たいのは彼だけ」と言わしめた。

《サッカー人物伝》サミュエル・エトー(カメルーン)

アフリカ選手特有のポテンシャルを活かし、抜群のスプリント能力でDF裏へ抜け出した。軽快なフットワークとボール扱いの巧みさ、高い決定力で得点を量産するだけでなく、豊富な運動量とオフ・ザ・ボールの動きでチャンスを創出。「黒い宝石」の異名を持つ。

《サッカー人物伝》ファビオ・カンナバーロ(イタリア)

DFとしては175㎝と小柄ながら、抜群の運動能力と研ぎ澄まされた守備技術で相手の攻撃を封じた。ボール奪取能力に長け空中戦にも強く、突破を阻止するスライディングタックルは超一級品の切れ味。イタリアの生んだ世界最高のストッパー。06年W杯優勝。

《サッカー人物伝》ミヒャエル・バラック(ドイツ)

強靱なフィジカルと技術を備え、攻守ともに長けたオールラウンドタイプの大型MF。長身を活かしたド迫力のヘディングとパワフルなミドルシュートを武器とし、高い戦術眼と運動量でチームを統率。ベッケンバウアーの再来と言われ「小皇帝」の異名で呼ばれた。

《サッカー人物伝》 カカ(ブラジル)

ぶっちぎりのスピードを活かした高速ドリブルで敵陣深くまで斬り込み、狙い澄ましたシュートでゴールを陥れた攻撃的MF。テクニックに加えてフィジカルやボディバランスにも優れ、現代フットボーラーとして総ての要素を備えたブラジルのドリブルモンスター。

《サッカー人物伝》ティエリ・アンリ(フランス)

爆発的なスピードで相手DFを置き去りにし、抜群の決定力でゴールを量産したフランスの名選手。卓越した得点能力に加え、的確な状況判断で多くのアシストを記録。何拍子も揃った攻撃能力で一時代を築いた不世出のストライカー。黄金期のアーセナルで輝いた。

《サッカー人物伝》ロナルド・クーマン(オランダ)

抜群のキック精度で前線へピンポイントのパスを通し持ち前のストロングシュートで多くの得点を決めた超攻撃型リベロ。FKやPKのスペシャリストとしても知られ、弾丸キックの破壊力は「牛をも殺す」と恐れられた。80~90年代に活躍したオランダの名手。

《サッカー人物伝》ゴードン・バンクス(イングランド)

優れたポジショニングセンスを持ち、完璧な対応でゴール前に壁を築いたイングランド不動の守護神。フィジカル、運動能力、敏捷性、冷静な判断力とGKに必要な資質をすべて備え、その鉄壁の防御力から「イングランド銀行」と呼ばれた。66年W杯優勝に貢献。

《サッカー人物伝》イバン・デ・ラ・ペーニャ(スペイン)

右左どちらの足からも針の穴を通すような完璧なパスを繰り出し一瞬で相手の急所を突いた稀代の名パサー。「走らない、守らない選手」と批判されながらも、常にギリギリのコースを狙う攻撃スタイルを貫いた。スキンヘッドの風貌で「リトルブッダ」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》ムスタファ・ハッジ(モロッコ)

卓越した戦術眼を持ち、相手の意表を突くスルーパスを持ち味としたモロッコのゲームメイカー。破壊力あるドリブル、優れたパスセンス、芸術的なシュートと、技の切れ味はどれを取っても一級品。そのエレガントなプレーから「ロレーヌの真珠」の異名を持つ。

《サッカー人物伝》ヴォルフガング・オベラート(西ドイツ)

左足一本から繰り出される多彩なパスを駆使し、幅広い動きで攻撃をリードしたゲームメイカー。またミドルシュートを得意とし、たびたび鮮やかなゴールを決めた。ピッチ上で旋律を奏でる繊細なプレーで、「芸術家」と呼ばれる。74年のW杯で優勝に貢献した。