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サッカーの歴史や人物について

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

《サッカー人物伝》 カカ(ブラジル)

ぶっちぎりのスピードを活かした高速ドリブルで敵陣深くまで斬り込み、狙い澄ましたシュートでゴールを陥れた攻撃的MF。テクニックに加えてフィジカルやボディバランスにも優れ、現代フットボーラーとして総ての要素を備えたブラジルのドリブルモンスター。

《サッカー人物伝》ティエリ・アンリ(フランス)

爆発的なスピードで相手DFを置き去りにし、抜群の決定力でゴールを量産したフランスの名選手。卓越した得点能力に加え、的確な状況判断で多くのアシストを記録。何拍子も揃った攻撃能力で一時代を築いた不世出のストライカー。黄金期のアーセナルで輝いた。

《サッカー人物伝》ロナルド・クーマン(オランダ)

抜群のキック精度で前線へピンポイントのパスを通し持ち前のストロングシュートで多くの得点を決めた超攻撃型リベロ。FKやPKのスペシャリストとしても知られ、弾丸キックの破壊力は「牛をも殺す」と恐れられた。80~90年代に活躍したオランダの名手。

《サッカー人物伝》ゴードン・バンクス(イングランド)

優れたポジショニングセンスを持ち、完璧な対応でゴール前に壁を築いたイングランド不動の守護神。フィジカル、運動能力、敏捷性、冷静な判断力とGKに必要な資質をすべて備え、その鉄壁の防御力から「イングランド銀行」と呼ばれた。66年W杯優勝に貢献。

《サッカー人物伝》イバン・デ・ラ・ペーニャ(スペイン)

右左どちらの足からも針の穴を通すような完璧なパスを繰り出し一瞬で相手の急所を突いた稀代の名パサー。「走らない、守らない選手」と批判されながらも、常にギリギリのコースを狙う攻撃スタイルを貫いた。スキンヘッドの風貌で「リトルブッダ」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》ムスタファ・ハッジ(モロッコ)

卓越した戦術眼を持ち、相手の意表を突くスルーパスを持ち味としたモロッコのゲームメイカー。破壊力あるドリブル、優れたパスセンス、芸術的なシュートと、技の切れ味はどれを取っても一級品。そのエレガントなプレーから「ロレーヌの真珠」の異名を持つ。

《サッカー人物伝》ヴォルフガング・オベラート(西ドイツ)

左足一本から繰り出される多彩なパスを駆使し、幅広い動きで攻撃をリードしたゲームメイカー。またミドルシュートを得意とし、たびたび鮮やかなゴールを決めた。ピッチ上で旋律を奏でる繊細なプレーで、「芸術家」と呼ばれる。74年のW杯で優勝に貢献した。

《サッカー人物伝》サルヴァトーレ・スキラッチ(イタリア)

身長はさほど高くはないが、がっちりした体格を活かしてゴール前へ飛び込み隙あらばシュートを狙った。点取り屋としての鋭い感覚を持ち、得点への執念と素早く良く抜け出してからのシュートで得点を重ねたイタリアのストライカー。90年W杯で得点王を獲得。

《サッカー人物伝 》ドゥンガ(ブラジル)

精力的な働きで中盤を制し、ボールを奪ってからの正確な配給で攻撃の起点にもなったボランチ。派手さはないが、安定感抜群のプレーでチームに落ち着きをもたらした。また熱いキャプテンシーで仲間を鼓舞し檄を飛ばしてゲームを引き締めたブラジルの「闘将」。

《サッカー人物伝》ジョン・ハークス(アメリカ)

活発な動きと幅広いプレーでディフェンスから攻撃までこなし、パワフルなミドルシュートで相手ゴールを脅かした中盤の要。テクニシャンとしての一面も持ち強烈なリーダーシップでチームを牽引。欧州でも実績を残し、90年代アメリカを代表する選手となった。

《サッカー人物伝》アレクサンドル・モストボイ(ソ連 / ロシア)

高い技術と創造性あふれるプレーで戦況を一変、広い視野による状況判断でチーム全体を指揮したロシアのプレーメーカー。変幻自在のドルブルを操り、抜群の突破力と局面打開のパスで観客を魅了した。スペインのセルタで活躍し「バライドスの皇帝」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》アルベルト・フローリアン(ハンガリー)

並外れたテクニックを持ち、軽やかなドリブルとパスでピッチを支配。多くのチャンスを生み出しながら、自らも多くの得点を重ねたハンガリーのエース。フォワードとしても、ゲームメーカーとしても優れた才能を見せ、その優雅なスタイルで「皇帝」と呼ばれた。

《サッカー人物伝》ディエゴ・シメオネ(アルゼンチン)

飽くなき執念でボールに食らいつき守備と攻撃でチームを支えた中盤のマッスルプレーヤー。泥臭さを見せながらも高い知性を持ちあわせ、ゲーム展開を読み切る能力は天下一品。その老獪で戦闘的なスタイルから「鬼軍曹」の名を馳せた。名監督としても知られる。

《サッカー人物伝》フェルナンド・イエロ(スペイン)

大柄で頑丈な体を持ち、類い希なポジショニングセンスと激しいタックルで相手の攻撃を封じ込めた守備の鉄人。また正確で強いキックを活かして速攻の起点となりシュート力も非凡。不屈の精神力とキャプテンシーで「スペイン最高のディフェンダー」と言われた。

《サッカー人物伝》ユーリ・ジョルカエフ(フランス)

的確な状況判断と優れたパスワークでゲームを組み立てながら自らもアタッカーとして果敢にゴールを狙った攻撃的MF。得意のドリブルで守備網を切り裂き、鋭く曲がるシュートと爬虫類のような眼光から「スネーク」の異名で呼ばれた。W杯とユーロ優勝に貢献。

《サッカー人物伝》ダボール・シュケル(ユーゴスラビア / クロアチア)

左右の柔らかいボールタッチと多彩なキックを駆使し、緩急自在のプレーでゴール前に切り込んだ。時には豪快なシュートを突き刺し、時には冷静にネットを揺らすなど的確な状況判断で得点を重ね「バルカン・トマホーク」と呼ばれた。98年W杯で得点王に輝く。

《サッカー人物伝》トマス・ブローリン(スウェーデン)

シャープな動きで相手DFをかき乱し、素早いシュート体勢からゴールネットを揺らした攻撃の選手。スウェーデン人としては小柄だが、俊敏なドリブルとパワーを活かした突進力でチャンスを創出。その雄姿により「小さなバイキング」と呼ばれた。パルマで活躍。

《サッカー人物伝》パトリック・クライファート(オランダ)

大きな身体と長いリーチを巧みに使い柔らかな身のこなしでゴールを陥れた。ダイナミックさと柔軟さを兼ね備える天才肌のプレーヤー。その卓越した得点能力で「ポスト・ファン バステン」を担ったオランダのストライカー。アヤックス、バルセロナで活躍した。

《サッカー人物伝》ファン・スキアフィーノ(ウルグアイ / イタリア)

エレガントなテクニシャンとして攻撃の起点となり、決定的なスルーパスで好機を演出。高い得点能力も有し、しばしば貴重なゴールを決めたインサイドレフト。ウルグアイで「サッカーの神様」と呼ばれ、50年W杯では地元ブラジルを破り2度目の優勝を果たす。

《サッカー人物伝》ドワイト・ヨーク(トリニダード・トバゴ)

小国トリニダード・トバゴの出身ながら、抜群の決定力でプレミアリーグを席巻。高い身体能力を活かしたヘディングを武器とし、常に笑顔を浮かべながら確実にゴールを捕える凄みで「微笑みの暗殺者」の異名をとる。マンチェスター・ユナイテッドで大活躍した。

《サッカー人物伝》 ミア・ハム (アメリカ)

機敏な身のこなしと巧みなボールタッチで優雅にピッチを駆け回り、高いシュートスキルでゴールを量産。またパスセンスにも秀で多くのアシストを記録した攻撃のオールラウンドプレーヤー。その輝かしい実績と人気で「女子サッカー史上最高の選手」と言われた。

《サッカー人物伝》マティアス・ザマー(ドイツ)

強靱なフィジカルと豊富なスタミナで守備を安定させ、疾風怒濤の攻撃参加で得点機に絡んだフォアリベロ。その攻守におけるオールラウンドな能力で、90年代ドイツの代表的プレーヤーとなった。ドルトムントとユーロ96での活躍で、バロンドール賞に輝く。

《サッカー人物伝》ファウスティーノ・アスプリージャ(コロンビア)

柔らかい身のこなしと天才的ひらめきでDFを翻弄。瞬発力を活かした快速を飛ばし、予測不能のドリブルとシュートで相手ゴールを脅かしたコロンビアのストライカー。破天荒な言動による問題児ぶりでも知られ、クラブとのトラブルを頻発させ世間を騒がせ続けた。

《サッカー人物伝》ガエターノ・シレア(イタリア)

高い技術と冷静な判断力で最終ラインをリード、機を見ての攻め上がりでオフェンスに厚みを与えた。ユベントスとアズーリで中心選手として活躍し、あらゆるタイトルを手中にしたイタリア史上最高のリベロ。82年W杯ではアズーリを44年ぶりの優勝に導いた。

《サッカー人物伝》パトリック・ヴィエラ(フランス)

192㎝の高さと手足の長いリーチ、強靱なフィジカルで中盤に立ちはだかった守備的MF。抜群の身体能力で相手の攻撃を止め正確な配給で前線へと展開。またダイナミックな攻め上がりから自らも得点を決めた世界最高のボランチ。アーセナルで活躍した。

《サッカー人物伝》マイケル・オーウェン(イングランド)

緩急の変化と一瞬の加速で相手DFを置き去りにし、天性のシュート術で得点を量産した稀代のゴールゲッター。10代にして卓越したストライカーとしてのシーンを見せつけ、世界を驚かせたイングランドのワンダーボーイ。リバプール時代にバロンドールを受賞。

《サッカー人物伝》ハリー・キューウェル(オーストラリア)

疾風のごとく左サイドを駆け抜け、矢のようなクロスやシュートを放ったアタッカー。アイデアとセンスに優れ、観る者を魅了するプレーで「オーストラリア最高の選手」と呼ばれた。「ヤング・リーズ」の一角としてプレミアリーグを席巻し、リバプールでも活躍。

《サッカー人物伝》アリ・ダエイ(イラン)

192㎝の長身を活かした高い打点からのヘディングで、「ペルシアン・タワー」の異名をとったイランの大砲。また左右どちらの足でも強いシュートを放ち、多彩な得点パターンでゴールを量産したアジア最高のストライカー。国際Aマッチで109ゴールを記録。

《サッカー人物伝》フランシスコ・ヘント(スペイン)

100m11秒の俊足を飛ばし鮮やかなドリブルテクニックで左サイドを突破。精度の高いクロスを武器とし得点力も兼ね備えたウィンガー。その颯爽たる雄姿で「カンタブリアの突風」の異名をとった。ディ・ステファノ、プスカシュと共にレアルの黄金期を築く。

《サッカー人物伝》ホセ・マヌエル・モレノ(アルゼンチン)

40年代に南米で猛威を振るったリーベル・プレート「ラ・マキナ」の伝説的FW。アルゼンチンではディ・ステファノ、オマール・シボリ、マラドーナ、メッシと並び称される天才プレーヤー。ラブラナ、ペデルネラ、ムニョス、ロウストウと最強ラインを組んだ。